【イタリア旅行】エピソード1:ピサ編
ピサ編です。
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私はツアーなので、ホテルから団体バスでピサに向かいました。
ヴェネツィア等と同様ですが、ピサの斜塔間近までは団体バスでは行けません。団体バス専用の駐車場に停めて、そこから専用のバスに乗り換えて目的地まで移動します。
このバスが専用のバス。
この日はラッキーでした。空いていたそうです。
普段はもっと人が多く、混雑するそうです。
そのときにスリが多いそうです。
バスに揺られて10分ほどで到着です。
ピサの斜塔等はこの壁に囲まれています。
両脇にはお土産屋さんがたくさん並びます!急いでいたので、そのままスルーです。
門をくぐると…見えてきたー!
手前の丸いドームは「洗礼堂」です。
そのまま歩くと見えてくるのがドゥオモです。
どひゃー。めっちゃきれいやん。口開きますわ。
そして思ったこと。「ピサの斜塔ってめっちゃ傾いてますやん」。
テレビ等でピサの斜塔はこれまでに何回も見たことがありますが、実物見たら、その傾き加減にびっくりします!
自分の目で実物を見てみると、やっぱり違うなー!
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ドゥオモも通り過ぎて、見学の前にまずはランチです(*^。^*)
このお店は手前が土産屋さんになっていて、奥にレストランが入っていました。
ここのラザニアがめっちゃおいしー!
観光はじまっておいしいものに出会えて、幸先良さそう(*^_^*)
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さて、見学開始です。現地の陽気なイタリア人の紳士に案内いただきました!
ピサは海運国家でした。貿易を中心に栄えた強い国だったそうです。
しかし15世紀にフィレンチェに占領されます。
地面が弱く、斜塔は3階を作っているときから傾き始めたそうです。傾き始めましたが、そのまま作り上げて今のような斜塔ができあがったそう。
斜塔は約7cm傾いているそうです。
ドゥオモの見学です。
ピサの地盤の影響のため、ドゥオモも実は傾いているそうです。見た感じではわかりませんが。
3種類の大理石で模様を作っていて、とってもきれいです。
こちらはモザイクで模様を描いています。
ガリレオ・ガリレイはピサ出身です。
天井からぶらさがるランプは「ガリレオのランプ」と呼ばれていて、ランプの揺れから振り子の法則を発見したと言われています。
アーチの白と黒のしましまは模様は、イスラム様式の影響。
2階は女性用の祈り場でした。
ここガイドさんが5分ほどしか滞在しませんでした泣
いや、もっとしっかり見たかった泣
ここがメインでしょ!?!?
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次はピサの斜塔に登るぞ!
ピサの斜塔の側にあるこの建物に、ロッカーがあります。
斜塔に登るためには、荷物を預けないといけません。
斜塔の登り口に荷物検査があり、不審なものをもっていないかチェックされます。
カメラ、水のみは携帯して、他は預けます。
ロッカーのある建物には、フィレンチェ・メディチ家の紋章が飾られています。
いざ、行かん!
ピサの斜塔は、入ったら30分以内に出てこないといけません。
急いで昇ります。
階段は螺旋階段です。大理石でしょうか。
傾いているので、昇り始めた当初はやっぱり変な感じがしました。
石がへこんでいます。
約300段ほどの階段を昇ったら頂上に到着です!
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自由時間が45分あったので、洗礼堂に入ってみることにしました。
手前が洗礼堂。
入口でチケットを買おうとしたら、「ここではチケットは買えない。右に曲がったところにチケット売り場があるから、そこで買え」的なことを英語で言われました。
「それ、どこ~泣」とふらふらしましたが、シノピエ美術館のことだったと判明。
ここで全てのチケットを購入できるそうです。
地図を見せて、指でさして「トゥーパーソン チケット プリーズ」と洗礼堂に入りたい旨を訴えると、なんとか伝わりました(=^・・^=)
いざ、行かん!洗礼堂!
窓にはめらているのは、ステンドグラスだけじゃなかたったです。
洗礼堂の窓から外を眺めることができます。
手前がドゥオモ、奥に斜塔が見えます。
洗礼堂から出ようとすると、止められました。
「なぜ?」と思っていると、中央で女性がお祈りの歌を歌いはじめました。
その声が、ものすごくきれいに堂内に響くんです。
すごく印象に残りました。
きっとそれを計算して作られたんだろうなー!
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自由時間あと20分。
どうしようかぁ~、納骨堂も行ってみたいなぁ~と思っていたけど、結局BARに入りました。
イタリアではコーヒーショップのことを「BAR」と呼ぶらしいです。
「コーヒー」と頼むと、エスプレッソが出てきます。
「アメリカンコーヒー」と言わないと、日本人が普段飲んでいるコーヒーは出てきません。
また、立って飲むか、座って飲むかでも金額が変わります。
注文の時、何を言っているのかわからない時があったけど、なんとかコーヒーを頼めました。
おいしかったなー(=^・・^=)
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まとめ。
ヤマザキマリさんが、当時の人にとってはテレビやネットがなく、建物や絵画が唯一の「メディア」だった というようなことを言っていました。
そりゃあ、こんな美しいものを見たら感動するよなーと思いました。だって、事前にネット等で見たことがあった私でさえ感動しましたもん。
洗礼堂のステンドグラスの人の温かさや敬虔な感じ、巨大なアーチの荘厳な感じ。
当時の人の測り知れない努力や、智恵、美意識やこだわりを感じました。
イスラム教の様式を随所に取り入れているのもおもしろかったです。
いろんな文化が融合している方が、面白いものを作れるっていうのを実感しました。
私も、仕事の中でいろんな考えを柔軟に取り入れないといけないと思いました。
自分でチケットを買ったり、コーヒーを頼んだり、私には勇気がいることでしたが、チャレンジしてみて良かったです。
以上、観光1日目のピサでした!