【広島】おりづるタワーが最高だった件
「建築×木材×アート」で「広島の昔と今、未来」を知るタワー
おりづるタワーに行ってきました。
結論から言うと、かなり胸熱なタワーでした!
おりづるタワーとは、原爆ドームの東90mに隣接している複合商業施設。
マツダが所有する施設で、2016年に改修されました。
改修に携わったのは、三分一 博志(さんぶいち ひろし)氏。
この人、「犬島精錬所美術館(岡山)」にも携わった人で、今月末にちょうど犬島に行く予定だったので、うれしさ倍増。
屋上展望台「ひろしまの丘」からの眺め
13階が展望台になっています。
ガラスも特になく、吹き抜けになっています。
風を感じて気持ちがよい。
ヒノキがふんだんに使われています。木を使った建築。
原爆ドームが見えます。平和公園、広島城、旧市民球場、宮島など一望できます。
「視線の角度を計算して設計されたウッドデッキの稜線は、まるで地平線すべてを一望できるかのような錯覚を感じさせてくれます。」(フリーペーパー「HOT!HIROSHIMA ORIZURU TOWER] p1)
日が暮れてからが本当に美しい。胸が熱くなるぜ。
丹下健三さんの原爆資料館の建物のテーマと同じですが、この柱が、まるで「被爆から立ち上がる人々」のように思えませんか。
山の稜線が美しい。息をのみます。
「散歩道」も最高だった件
屋上展望台13階からは階段で下りました。
ここが・・・また・・・スパイラルスロープとなっています。
写真撮影が面白い!!!
ねじ曲がったような階段が木材で作られています。
「スパイラルスロープ“散歩道”は見ての通り、曲面を多用した非常に立体的な構造を有しています。(中略)各部の造作は二次元の設計図面では完全な把握が難しく、大型三次元プリンタにデータを移植し、およそ1mの大型立体模型を作成。」(フジタ・増岡組建設工事共同企業体 松浦作業所長 : フリーペーパー「HOT!HIROSHIMA ORIZURU TOWER] p3)
漫画家 佐藤秀峰(さとう すうほ)さんのアート
スパイラルスロープの壁面に、「海猿」「ブラックジャックによろしく」などで有名な佐藤先生の作品が飾られています。
「僕」とは。
自分に何が起こったのかわからず問うてる被爆した人?
はたまた、「産業奨励館」から「原爆ドーム」と化した建物?
一枚の平たい紙から作られるおりづる?
原爆から復興したヒロシマのことか?
アートも最高でした。
13階から1階に下りるまで、本当に退屈することがありませんでした。
まとめ
3時間近く滞在しましたが、あっという間に時間が過ぎました。
展望台、時間によって見える姿が変わってくるので、何時間でも居れそうです。いや、居れます。腰かけてぼーっと眺めるの最高です。
ちなみに、入場券を買ったら18時まで自由に入退出可能でした。
実は、入場料が1,700円しました(ちなみに、スカイツリーは当日券1,030円です)。
想定してた金額よりも高くて、一瞬だけ入るのをやめようかと思いました。
だけど、入ってよかったです。
何かを経験することは、お金に代えがたい。
気になったら、やってみた方が絶対に良い。
身をもって体感しないとわからないことがたくさんあります。